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国政活動報告

国政活動報告

参議院議員として所属する委員会での質疑をはじめとして、幅広く活動しています。
国政活動報告
国政活動報告 : 2014年3月13日 参議院財政金融委員会
投稿日時: 2014/3/14

○中山恭子君

日本維新の会、中山恭子でございます。

本日は、文化関係予算についてお伺いしたいと思います。麻生大臣は文化に対しても非常に造詣の深い方でいらっしゃいますので、よろしくお願い申し上げます。

文化、芸術の力、言うまでもありませんが、豊かな人間形成や活力ある社会を構築していく上で欠かせないものである、また日本人であることへの自信と誇りを抱くに当たって不可欠のものであると考えています。

文化庁では、文化芸術立国を目指して文化芸術立国中期プランを作成していると聞いています。文化芸術立国を目指すということについて、麻生大臣はどのようにお考えでいらっしゃいますか。

○国務大臣(麻生太郎君)

日本の場合、これは、中山先生、時代が変わってきたんだと思うんですけれども、日本の文化といったら、昔ですと、何でしょう、我々の世代ですとフジヤマ、ゲイシャに何ですか、相撲何とかって、大体そういったものしかなかったでしょう。大体そういう基準で我々の世代は育ったんだと記憶しますけれども、今は全然時代が違って、カワイイとか訳の分からぬ単語が全部日本語になって、ツナミが世界語になったとき驚きませんでしたけれども、ちょっとさすがに、カワユイとか何とか、ああいうのが全部これ日本語になって、漫画もついにフランス語に、正式に国立出版協会が漫画をベデからマンガに変えましたので、そういった意味では時代がすごく変わってきておると思っておりますので、私どもとしては、この文化関係のこの種の予算をやっていくに当たって、その種のセンスが文部省にあるのかねと、正直どう考えてもなさそうなのばかりしかいませんので、まあここにいたら失礼ですけれども、私、面と向かってそう言って、そういうセンスのあるやつを呼んでこいと、そういうやつを採用しろと、そういうやつじゃなかったらとてもじゃないけどこんなものはやっていられないだろうがといって何回も言うんですけれども、何かおよそ縁の遠そうな人ばかりが来ますので。

こういったものは総合的に、歌舞伎とあれ以外は全部駄目みたいな、能と歌舞伎と狂言とか、大体自分たちも見て分からぬものが外国人にそんな分かるわけないだろうがというんで、もう少し分かりやすいもので人を引き付ける魅力のあるものというのは今日本にいっぱいあるので、そういったものに関してもっと積極的に予算をということで、いろいろ今やらせていただいて、少しずつではありますけれども海外の方からの評価が高くなって、何ですかフランスのパリでやりましたコスプレ大会に十六万人人が来ちゃったりするような騒ぎになりますので、やっぱり予算の内容も少し考えてやらぬといかぬのではないかとは思ってはおるんですけれども、いずれにしても、文化庁の予算としては過去最高となる一千三十六億円というのを計上はしておりますけれども、やっぱりこの予算を単純に増やすだけではなくて、効率化とか重点化というのをもう少し図っていかぬといかぬのじゃないのかなと思っております。

いずれにしても、何となく、文化というと何となく国会議員の方はちょっと腰が引けるところもあるんですけれども、いずれにしても、こういったようなものに関しての予算というのは、テレビなんかでクールジャパンなんという番組があれだけ世界に普及し、クールと言ったらジャパンというようなイメージにし、やっぱりこれが今回のオリンピック関係でざっとまた人が入ってくると、また別の意味で食文化になってみたりいろんな意味での文化というのが広まってまいりますので、そういったものを、ソフトパワーとしての文化というものを捉えてもう少しどうするかというのを系統的に考えていく必要が政府としてはあるのではないかというのが率直な実感であります。

○中山恭子君

ありがとうございます。まさに大臣おっしゃるように、これまでどおりの文化関係予算ということであると、全く、もちろん非常に貴重な部分は執行しているはずでございますけれども、新しい文化の動きというのは取り入れようもないという状態が続いていると考えております。

資料としてお配りいたしました諸外国と比べての日本の文化予算でございますが、フランスは国家予算の一%を超えています。そして、韓国、ドイツ、イギリスとありまして、日本の場合には国家予算の〇・一一%しか文化庁予算というものはありません。非常に貧しいと言っていいんでしょうか、日本の国力と比べても余りにも文化庁予算というものが少ない。もちろん、大臣おっしゃられましたように、経産省とか観光とかも合わせますともう少し膨らんでまいりますけれども、純粋の文化庁予算というのは国家予算の〇・一%しか与えられていないということでございます。

やはりもっともっと文化というものの力を、日本は経済大国でもありますし、国防も大事だと考えていますが、そういった経済力とか軍事力の基本といいましょうか根底に文化の力というものがなければ非常にあやふやな経済力となり、何かがあるとすぐポシャってしまうというようなことにもなりかねませんので、やはり文化というものを国としてしっかりと力付けていく必要があると考えております。

フランスが一%を超えておりますが、フランスは私たちから見ても文化国家、芸術国家というイメージがあります。あのフランスでも、ほっといてああいう形の国際社会の中にイメージがつくられたわけではありませんで、終戦後、ドゴール将軍がアンドレ・マルローと一緒にフランスを文化国家としてつくり上げようと努力をした。そして、一九五九年頃でしょうか、フランスの中に文化省ができました。アンドレ・マルローというのは、作家と言っていいんでしょうか、文学者です。彼が非常に努力をしまして、一九五九年だと思いますが、フランスの中に文化省ができ上がります。

その後、またミッテラン大統領のときにジャック・ラングという方が文化大臣を、この間、予算委員会で話がちょっと出たと思いますけど、二月八日に、あの雪の中、元の文化大臣が日本にいらしてシンポジウムを開きまして、そこに参加いたしました。ジャック・ラングさんはミッテラン大統領とともにフランスを文化の国、芸術の国としてつくるという努力をなさった方でございまして、ミッテラン大統領は、大統領に着任した直後の最初の演説で、フランスの文化予算を国家予算の一%にするということを宣言なさって、その年の文化予算をたしかその場で倍増しています。これを基にしてフランスは更に一層、文化・芸術国家としての対策を取り、今一%を超える国家予算を使っているということでございます。

二〇二〇年にオリンピックが開かれます。オリンピックが開かれる場合にはやはり文化のいろんなイベントも要求されておりまして、東京ではいろんなイベントが考えられているはずでございますが、私自身は東京だけではなくて各地域、日本の各地で文化交流の祭典を開いていけたらいいなと思っております。

ただ、もう一つ、ついででございますけれども、三番目の主要国の文化交流機関の規模比較というのがございます。日本の文化がすばらしいというだけではなくて、さらに国際的な文化交流を進めていくということも非常に重要なことであると考えております。

予算比較をしますと、ブリティッシュカウンシルというのは日本の国際交流基金と同じような仕事をしているイギリスの、国際交流基金というのは外務省の外郭の団体と言っていいかと思いますが、日本と対外関係で文化を担当している組織でございまして、ここの予算は年間百五十億円でございますが、そのときのイギリスの文化交流予算というのは千百二十億円、ドルではございません。百五十億円対、イギリスはもうその何倍もの千百二十億円ほどを使って文化交流を行っております。また、その国際交流基金が世界に拠点を持っているその拠点数は二十二でございますが、他の国々は、イギリスで百九十、ドイツで百四十六、フランスは九百四十二、中国が非常な勢いで伸びておりまして、今九百三十五か所に拠点を置いて活動しております。

こういった中で、日本はもう非常に出遅れている状態だと考えておりますが、大臣は、こういった比較を御覧になって、どのような御感想をお持ちでいらっしゃいますでしょうか。

○国務大臣(麻生太郎君)

今二つの名前が出ましたので、ジャック・ラングとアンドレ・マルローという人の名前が二つ出たんですが、この二人ですよ、フランスの文化というのをドゴールに売り込み、日本に来て高野山に行って、日露戦争の日本の兵隊の戦死者の墓とロシアの兵隊の墓とが同じ場所に同じ大きさで建っているのを見て仰天して、その後、那智の滝に行って、西行でしたか、何びとが住んでおわすかは知らねども、ただ有り難さに涙こぼれるという、あの歌のフランス語訳を見て、意味不明と。これ、何だこの歌はと言って、これが何でそんないい歌なんだと言って、那智の白滝の前で座って約十五分ぐらいたったそうですけど、しばらくしてから全く動かなくなって、役人が幾ら言っても全く動かず、一時間ぐらいその滝を見ながら、この歌の意味が分かった気がしたと言って、あれからフランスの日本に対する、いわゆるトランジスタのセールスマンという日本の池田勇人に付けたあだ名だったんですけれども、あのイメージを一転させたのはこのアンドレ・マルローという人なんだと、私はそういう具合に理解していますし、このジャック・ラングという人も、この人は予算を一%にするのと同時に、役人の数を十倍ぐらいしていませんかね、たしか。間違いなくこの二人が、フランスの文化というものに関して劇的にフランスというものを変えた二人挙げろと言ったら、多分この二人の名前が出てくるぐらいなんだと思いますが。

こういったものに関する重要性というのは、幸いにして今、日本というものの価値というのは、クールジャパンのおかげで、アニメーションのおかげで、漫画のおかげで、何のおかげでというので、いわゆるこれまでの日本の考え方、浮世絵とか何とかいうようなものを、浮世絵も後からです、浮世絵だとちょっとずっと後ですから、もっとほかの日本画とかそういった歌舞伎だ能だ狂言だというようなものが文化というんではなくて、こっちにもというような目を見開かさせてくれているのは、外国人が日本に来たときの印象が間違いなくそういった文化というものになってきていますので、これをもう少し組織化して、系列化して、統計化してこれをきちんと広めていくという努力というのをしないと、日本語をただただ覚えろなんて言ったって覚えるわけがありませんけれども、東南アジアへ行くと、日本の子供より先にいわゆるベトナムの子供なんかがどんどん日本語を読む。何で読めるのかといったら、ゲームの攻略本を先に、ベトナム人より先に読むためには、攻略本を先に理解しないと勝てないから、それで日本語というのはえらく読めるのがはやるようになったというのは誰のおかげですかと。文部省のおかげでもなければ文化庁のおかげでもないですよ、こんな、漫画のおかげですよ、私に言わせりゃ、何のあれもやっていないんだから。

だから、そういった意味では、こういったものをきちんとやらせるというような発想というのを、見下すような話じゃなくて、こういったのはちゃんとそれなりの価値があるんだというのを率直に認めた上でやっていくという態度でないと、何となく空回りになっていくというような気がしますので、オリンピックというのはいい機会だと思いますので、こういったもののときに、少なくともいろんなものを私どもとしては変えていくという努力をしていく。

もうちょっと自分の持っているものの良さというのを、我々は当たり前に思っていても海外から見ると、それは当たり前でも何でもなくてとてもすばらしいものなんだということを分からせていくというようなことが大事なんで、教育含めて、きちんとこういったものにはいろんな意味で、予算に限らず、いろんな意識を政治家が持っておかぬといかぬなと、基本的にはそう思っております。

○中山恭子君

大変ありがとうございます。マルローの話なども非常にきちんとお話しいただきまして、ありがとうございます。

確かに、大臣おっしゃるように、日本を理解してもらう、日本語がすぐ分かるのは教室で教えてということではないと思っておりますし、それから、日本が持っている文化を理解してもらうときって、言葉でしゃべってもなかなか分かってもらえない。まさに漫画の方がずっと分かりやすいかもしれませんし、更にいいのは、日本に来て、各地で日本の住んでいる人々、おじいちゃま、おばあちゃまでもいいんですが、誰かと直接接してもらう。これが日本理解を最も、言葉で説明できなくても、あそこのおばあちゃまが一生懸命やってくれて温かく迎えてくれているという、これの方が世界の人々を、日本というものを真剣に考えてくれる、そういうきっかけになるのではないかと思っておりまして、オリンピックは一回で終わって、次までまた半世紀掛かるかもしれませんが、日本の中で、スポーツだけではなくて、世界の文化が日本の地域で交流する場というものをつくっていく。これはどこの国でもできるということではありませんが、日本ならできると考えておりまして、それをできればオリンピックの前の年くらいから、各地で世界の文化の交流する場、世界の文化があふれ輝く、そういう場を持てたらと考えております。

政府の中でもそういったことを行っていく組織というものを是非つくっていただきたいと思っておりますが、最初に戻るようですが、文化庁予算、千三十四億円でした。二〇一三年度で千三十四億円だったと思いますが、文化庁からは、二〇二〇年くらいまでにせめて倍増したいと、フランスや韓国の半分くらいになるわけですが、そこまで持っていきたいと思って、二十六年度予算、一七・七%増を要求したけれども、今回僅か〇・二四%、先ほど大臣おっしゃられたように、三億円の増と。

もちろん、増になっていることは大変有り難いことでございますが、やはり文化関係予算というのが非常に少ないものだということをもう一度認識し、日本が持っているこの文化の底力を更に発揮できるような対策を取っていただけたらと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。

ありがとうございました。


 
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