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国政活動報告

国政活動報告

参議院議員として所属する委員会での質疑をはじめとして、幅広く活動しています。
国政活動報告
国政活動報告 : 2014年3月19日 参議院予算委員会
投稿日時: 2014/3/20

○委員長(山崎力君)

次に、中山恭子君の質疑を行います。中山恭子君。

○中山恭子君

日本維新の会、中山恭子でございます。

今日は、拉致問題について総理にお伺いいたしたいと思います。

今月の十日から十四日まで横田滋さん、早紀江さん御夫妻がモンゴル・ウランバートルで、孫のキム・ウンギョンさん、そしてひ孫さんともお会いになったという報道がありました。

二〇〇二年十月十五日、平壌に地村さん御夫妻、蓮池さん御夫妻、曽我ひとみさんを迎えに行きましたとき、キム・ウンギョンさんが空港に姿を見せました。そのときまだ十五歳の本当に穏やかな賢そうなお嬢さんでしたが、めぐみさんについてはそのときは直接何も話は出ませんでした。早紀江さんがお書きになった「めぐみ、お母さんがきっと助けてあげる」という本を一冊バッグの中に入れてありましたので、その本をウンギョンさんに渡しました。ウンギョンさんは日本語が読めないわけでございますが、そこの表紙に自分の母親の若かったとき、十三歳のときの横田めぐみさんの写真が載っておりまして、そっくりな少女の写真をじっと見ておりました。その後、壁際の椅子に座りましたときにも、その本を膝の上に置いて、なぜるような様子でその写真に目を注いでいた姿を今でも覚えております。

あのときからもう十一年半たちました。キム・ウンギョンさんに私自身がお会いしただけで横田さん御夫妻が会っていないということをいつも非常に残念な思いで過ごしておりまして、何とかして会わせられないものかといろいろ動きましたけれども、まあウンギョンさんにお会いすることでめぐみさんの救出に遅れが出るのではないかといった日本側からのおそれもありまして、これまで実現しておりませんでした。今回、外務省、大変頑張ってくれたと思いますが、このニュースを見て素直に非常にほっとした、横田さん御夫妻がお元気な中でお孫さんやひ孫さんに会えて本当に良かったとほっとした思いでおります。

総理、この辺りのお考え、いかがでいらっしゃいますか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君)

横田さん御夫妻は、めぐみさんが拉致をされて以来、様々な困難な判断をしてこられたと思います。

まず初めは、めぐみさんのことについて、北朝鮮によって拉致をされたという事実が明らかになる中で、これを果たして世の中に示していいのだろうか、世の中に示すことによってめぐみさんの命に対して危険が迫るのではないかと、このように考えておられたわけでございますが、残念ながらこのままでは事態は好転をしないという中において、大きな決断をされ、そして世の中に公表されたわけでございます。

そして、その後、ウンギョンさんにつきまして、まあ幼名ではヘギョンちゃんだったわけでございますが、当時、中山恭子議員は参与であられたわけでありますが、あのとき、言わばウンギョンさんと横田さん御夫妻が面会をするということをどう捉えるかどうかということが大きな議論になっていたわけでございます。

当時は、北朝鮮において北朝鮮側は面会という機会を提供しようという話があったわけでございますが、その際、言わば我々が懸念した、あるいは横田さん御夫妻が懸念されたことは、そこで、めぐみさんがこのように亡くなっていますよ、例えばお墓に連れていってこうなっていますよということにおいて幕引きが図られるのではないかという懸念があったわけでございますが、その際、しかし御家族のことでございますから、御家族でしっかりと考えていただいた結果、そのときは、孫にはどうしても会いたいけれども、しかし、めぐみさんを取り返すことに支障が出てはならないという御判断をされたわけでございます。

しかし、その後、やはりお孫さんに会いたいというお気持ちはだんだん募られる中において、年を取っていく、果たして、もう二度と会えないかもしれないという中において、今回、モンゴル政府に大変な御協力をいただいて、モンゴルでウランバートルという場所の提供をいただいたわけでございます。また、交渉の中におきまして、北朝鮮側もそれを了承する中において、横田さん御夫妻がキム・ウンギョンさんと面会を果たすことができた。

私も大変、中山議員と同じように胸の熱くなる思いでありまして、ずっとこれは私たちの宿題でもあったわけでございまして、一つ肩の荷が下りた思いもするわけでございますが、しかし目的はめぐみさんを始め拉致被害者全員を取り戻すことでありますし、その思いは全く横田さん御夫妻も変わっていないわけでございまして、今後、拉致問題全面解決に向けて全力を尽くしていきたいと、このように思います。

○中山恭子君

モンゴルの協力というのも大変有り難いことであったかと思っております。モンゴルに協力を依頼に行きましたときにも、フレルバータル、今の日本大使が局長でいらっしゃったのを北朝鮮大使として赴任するということを決めてくださいました。モンゴルは、日本と北朝鮮との間を、友好関係をつなぐために動くんだということをはっきりと示して、北朝鮮の中でも活動してくださっていらっしゃいました。

本当にモンゴル、もちろんモンゴルだけではなくほかの国々も協力してくれておりますので、多くの国々の協力があってこの拉致問題の解決にもつながっていってほしいと考えているところでございます。

今回の動きに対して、外交カードとしては失敗の策ではないかといった意見が出されているという報道もありますが、私自身は、早紀江さんがその御自身の考えていること、三十六年間もめぐみさんのことをずっと捜し続けていたというようなことをウンギョンさんにもお話しになったと、思いのとおりお話しになったというようなことをお聞きして、また帰国後もめぐみさんの生存について全くその確信は揺らいでいない、全ての拉致被害者の救出に向けてこれからも活動していくというようなことを述べていらっしゃいますので、この今回の動きをきっかけにして、今回の動きはまさに被害者そのものの救出、直接の話ではありませんけれども、これをきっかけにして、さらに全員の被害者の帰国に向けて活動する大きな動きになるのではないかと思っておりますが、総理はいかがでいらっしゃいますか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君)

これは、十一年前と比べますと、前回のときには、言わば北朝鮮でということに大変北朝鮮側もこだわったわけでございますが、今回は、モンゴルの協力もございましたが、北朝鮮側も北朝鮮以外での再会に対して彼らは了解をしたわけでございまして、こうした変化を私たちはしっかりと捉えながら拉致問題の解決に向けて糸口としていきたいと、このように思うところでございまして、対話と圧力、この一貫した姿勢において完全解決を目指していきたいと、このように思っております。

○中山恭子君

ウンギョンさんだけではなくて、有本恵子さんと石岡さんの間にもお子さんがいらしたという情報もありますので、きっともうすっかり大人になっているはずだと思っておりまして、他の被害者の救出に向けて更に一層御尽力いただきたいと、そんなふうに思っております。

また、今回は、ほぼ時を同じくして飯塚家族会代表と増元さんが国連の北朝鮮における人権に関する国連調査委員会との対話で発言をするという機会があったかと思います。こういった動きについても外務省として応援、政府として応援してくださったものと思っておりますが、今後、国際社会との関係でどのような形で一層この救出の動きを強めていかれるおつもりか、お伺いいたします。

○内閣総理大臣(安倍晋三君)

北朝鮮の問題におきまして、例えば核問題につきましては、これは世界の安全保障に対する重要な脅威ということでこれは認識を一つとしているところでございまして、国際社会は協力して北朝鮮の核実験等、開発に対して制裁も科しているわけでございます。

しかし、残念ながら、かつて十一年前、十二年前は、この拉致問題については国際社会における理解は進んでいなかったわけでございまして、言わばそれは同情はするけれども日本の問題ですねという、そういう理解であったと言ってもいいんだろうと思います。

その中におきまして、私たちはまず私たちでできることからやろうということであったわけでございますが、私たち自身が様々な機会を捉えて制裁をすることによって、国際社会に対して日本としての意思を示したわけでございますし、また、ずっとそれ以来、私も前内閣、第一次安倍政権の際にも、首脳会談を行った際、必ずこの拉致問題について提議をいたしまして、我が国のこの拉致問題に対する姿勢に対して理解をし、そして支持をすることを求めてきたわけでございます。

今回も百数十回首脳会談を行いましたが、基本的に拉致問題に対しての協力を呼びかけてきたところでございますが、幸いそうした全日本の努力が成果として出てまいりまして、国連調査委員会による報告書が出されたわけでございますが、拉致問題を北朝鮮による人道の罪と断定するなど、この問題が国際社会の共通の認識となったと言ってもいいんだろうと、このように思います。

拉致被害者家族会の飯塚代表が国連人権委員会において残された御家族を代表してこの問題の解決を求める訴えを行ったことは、拉致問題に対する国際社会の更なる関心喚起と理解促進につながったと考えております。

言わば国際社会の理解が進んだことによって、北朝鮮は核問題だけではなくて拉致問題も解決をしなければ国際社会から受け入れられることはできないと、このように認識することにつながっていくのではないかというふうに期待をしているところでございます。

○中山恭子君

アメリカに協力依頼をいたしましたときにも、アメリカの、政府の直接ではありませんが、政府にいろいろ意見をおっしゃれる立場の方が、私からは、米朝の国交正常化をするに当たってこの拉致問題の解決を条件にしてほしいとお願いしましたときには、アメリカ側もプレス・アスという単語を使って協力をしていきたいということをおっしゃっていたことがございました。やはり、世界全体で、国際社会全体で北朝鮮に対してプレッシャーを掛けていくということは非常に重要なことであろうと考えております。

ただ、北朝鮮自体が、張成沢氏が激しい形で粛清され、また、ごく最近は崔竜海、チェ・リョンヘ氏まで何かあったのではないかと、これはどうも偽りだったようですけれども、いうような情報が流れてきたりして、北朝鮮情勢そのものが予断を許さないという可能性もあるのかというように思えます。

ここは全くしっかりしたことはつかめないことであろうと思いますが、そういった中で、北朝鮮情勢を見るときに、中国の対北朝鮮の動きというものをなしで考えることはできないと思っております。中国と北朝鮮との関係というのを政府はどのように見ているのでしょうか。外務大臣、お願いいたします。

○国務大臣(岸田文雄君)

御案内のように、まず中国は北朝鮮に対して様々な経済協力を行うなど、従来から密接な関係を持っております。そして、国連の安全保障理事会の常任理事国の一国でありますし、また六者会合の議長国でもあります。中国が北朝鮮に大きな影響力を持っているということは間違いないところであります。

その中国との関係でありますが、我が国は、中国との関係、最も大切な二国間関係であるというふうに思っておりますし、また日本と中国、地域や国際社会に大きな責任を持つ二つの国であると考えております。個別の問題があったとしても、是非大局的な見地から戦略的互恵関係の原点に戻らなければならないということで対話を呼びかけているわけですが、残念ながら、現状、高い政治のレベルでの対話が実現しておりません。

引き続き様々なレベル、そして様々な分野における意思疎通を積み重ねながら、中国との間で高い政治のレベルでの対話を実現するべく今働きかけているところですが、是非中国側にもこうした我々の思いに応じてもらいたいと強く期待をしているところであります。

○中山恭子君

非常に困難な問題かと思いますが、是非進めていただけたらと思っております。

また先日、三月十二日の予算委員会で猪木議員が国会議員の訪朝団についての質問をなさいました。この問題、総理からは、対北朝鮮措置を行っている中において、我が国から北朝鮮への渡航の自粛の要請を行っており、その方針を踏まえて適切に対応すべきという御答弁がありました。まさにそのとおりでありまして、我が国国家公務員の北朝鮮渡航の原則見合せというのは、二〇〇六年、北朝鮮の弾道ミサイル発射関連措置として、万景峰号の入港禁止措置などとともにとられた措置でございます。相当効果のある措置であると考えています。

ただ、拉致問題解決に向けてそれが有益である場合、又は拉致問題解決のための訪朝であれば、今後国会議員の訪朝も必要なのではないかと。その場合はもちろん政府と協力し、密接に連絡を取りながら行動することが必要だと思いますが、拉致問題についてはあらゆる手段を用い、あらゆる糸口を探っていくことが必要だろうと思っておりまして、この点について、総理、いかがでしょうか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君)

基本的に、中山恭子委員と私も同じ考え方でございます。

言わば北朝鮮という国は大変外交的な工作も巧みに行うわけでございまして、善意であっても善意をうまく利用される危険性があるわけでありまして、彼らの言いたいことを日本側に言わせて自分たちは交渉を有利に進めよう、これはもう委員はよく御承知のとおりでございまして、それを十分分かった上において、言わば情報収集ということも含めて、あるいはこちら側の考え方を向こうのトップに近い人々に打ち込んでいくという可能性のある中において効果的にそうしたものが行われるということであれば、私は大変有意義ではないかというふうに考えているところでございます。

○中山恭子君

ありがとうございます。もう一刻も猶予のないような状態まで来ておりますので、政府として是非今後も御尽力いただきたいと思っております。

もう一点、今日は文化の問題についてお伺いしたいと思っております。

文化庁では、文化芸術立国を目指して文化芸術立国中期プランを策定していると聞いております。文化芸術立国を目指すことについて、先日、財政金融委員会で麻生大臣にはお伺いいたしましたんですが、総理はいかがお考えでしょうか。

○内閣総理大臣(安倍晋三君)

文化予算を増やすべしという委員の御主張は、従来からの御主張は私もよく承知をしておりますが、我が国は世界に誇るべき伝統的な文化財や優れた芸術文化を持っているわけでありまして、これらの文化芸術を振興していくことは、心豊かな国民生活を実現するとともに、活力ある社会を構築をし、国力の増進を図る上で重要であると思います。また、日本の文化を積極的に世界に発信していくことは、我が国が海外から尊敬されることにつながっていく、言わばソフトパワーを高めていくことにつながっていくと思います。

政府としては、このような考えの下、文化芸術立国の実現を目指して、人材育成や文化の発信など我が国の芸術や伝統文化の振興に取り組むため、文化予算の充実に努めていきたいと思います。

○中山恭子君

お手元に資料をお配りしてあります。

日本の文化庁予算でございますが、現在千三十四億円という額でございまして、例えばフランスの四千四百七十四億円、イギリスの一千六百億円などに比べましても非常に絶対額も小さいですし、それから国家予算の比率も大変小さいものになっております。

フランスでは文化予算を国家予算の一%まで付けるということを目指して、現在一・〇六%の国家予算を付けております。日本は国家予算の〇・一一%という非常に惨めな状態でございまして、できれば今回、平成二十六年度予算で、国家予算の一%までは元々無理でございますが、今の文化庁予算を倍増しようとして動いたということでございますが、残念ながら、倍増どころか〇・二四%増、三億円の増加にとどまっているということでございました。

また、文化交流を担当する国際交流基金の予算も、これも資料四に付けておりますが、極めて小さな、他の国ととても比較することすらできないような予算額も、それから拠点の数も小さなものでございます。

こういった中で、文化芸術立国を目指していくという覚悟を決めて政府が動いていただけないものかと思いますが、これはどなたでしょう。そうですね、大臣で。

○国務大臣(下村博文君)

中山委員のおっしゃるとおりだというふうに思っております。

ただ、今年倍増ではなくて、いきなり一千億を二千億というのはさすがにそれは無理な話だと我々も思っておりまして、二〇二〇年までに倍増しようという文化芸術立国中期プランというのを作成をいたしました。これは是非、二〇二〇年に東京オリンピック・パラリンピックが開催されるということ、あわせて、スポーツは東京でされるわけですけれども、もう日本全体で受皿として文化芸術、それはフランスも大変力入れておりますが、我が国は世界で最も伝統、文化、歴史のある古い国でありまして、日本津々浦々眠っている文化芸術はたくさんあると思いますし、それを是非世界に発揮して、そして二〇二〇年には外国人観光客が二千万、二〇三〇年には三千万、日本の文化芸術力で来ていただけるような、そういう文化芸術立国プランをこれから作っていきたいと思っておりますし、御協力を是非よろしくお願い申し上げたいと思います。

○中山恭子君

先日、今もフランスが話題になりましたけれども、フランスでは、ただほっといてフランスが文化国家であると世界に考えられるようなことになったのでは決してありませんで、やはり大統領それから文化大臣がもう躍起となって予算を置き、そして文化国家としてつくり上げてきたという歴史がございます。

その中のお一人でジャック・ラングさんという元文化大臣をなさった方が、先日、日本に来て講演をなさっていました。その中で、もちろん文化国家になろうという強い意思を持って政府が動かない限り文化国家はでき上がらない、ただ、日本には非常に豊かな文化芸術の素地があり、至る所に日本の中に文化芸術の世界がある、これをただただほってあるのは非常にもったいないことに思う、オリンピックがいい機会になると思うと、その方もそのようにおっしゃっていらっしゃいました。

自然に文化国家になれるわけではなく、文化は絶対に必要だという強い信念を持たなければ文化国家は成り立たないということでございます。この点について、財務大臣のお考え、お伺いしていいでしょうか。

○国務大臣(麻生太郎君)

ジャック・ラングの前に、やっぱりアンドレ・マルローでしょう、フランスの場合は。あの人は、たしかドゴールのときの文化大臣だったんだと思いますが、日本に来て和歌山県に行って、たしか、何びとが住んでおわすかは知らねども、ただ有り難さに涙こぼれるというあの歌を見て、何の意味か全然理解ができないと、そう言って、これが日本の最もいい歌だと言われている場所に行きたいというんで、和歌山の高野山の上に行っております。そこに行って二つ、一つは白滝を見たのと、もう一つは日露戦争の兵隊さんの墓がロシアの兵隊と日本の兵隊と同じ場所に同じ大きさで飾ってあるのを見て、その二つを見て、帰って、いわゆる時のドゴールに向かって、その当時ドゴールからは、日本は、シリコンチップじゃなかった、何とかの……(発言する者あり)コンデンサーでしたっけ、トランジスタの販売人とか商売人とか言われていたのが、あれを境にびたっと言わなくなりましたので、その意味じゃ大きいものだと、私はそう思います。

したがって、こういったものは、これはお金も絶対必要ですし、文化というものに対してプライドを持って堂々とやるというのも必要なんだと思いますが、若い人が自然にやっている文化というのにも是非この際目を向けていただいて、少なくとも、パリの日本庭園でやったコスプレ大会に十六万人の人が集まる。ただですよ、ほとんど、向こうが勝手に来るんですから。十六万人、一日四万人ずつで四日間だとたしか磯村さんが言っておられたと記憶しますんで、そういうのを見て、なるほどアニメーションとはこういったものができるんだと思って私のときはアニメーションのを建てようと思ったんですが、そこらにいる人たちはみんな反対されまして、みんなで潰されましたよ。民主党でしたな、あのときは。それで、後になったら今頃良かったなんて、大体そんなもんです。

これは何も民主党だからという話じゃなくて、大体みんなそうだったんです。ですから、こういったものを最初にやるというのはかなり意識が要って、やっぱり文化というものに対して幅広く日本の持っている良さというのを、やっぱり二〇二〇年というのは、おもてなしなんていう言葉を仰々しく言われると、表があるんだけど裏がないのかとか、表がないなら裏はあるのかというような表現で引っかけて言ってくるアメリカ人もいるぐらいですから、それは日本語知っている人はみんな結構詳しく、いろんなおちょくってきたり引っかかってきたりするのがいっぱいいるんですよ、実は。

だから、そういった意味で、私どもも、いろいろお見えになりますんで、丁寧に一つずつ説明はするんですけれども、地道な努力と、何といってもやっぱり自国の文化に対する誇りなり自信なり、知っておかな駄目ですよ。知らないくせに知ったようなことを言うからみんな話にならないんで、歌舞伎とか能とか狂言とか見たこともないのが分かったような話をするからもう話がいよいよ分からなくなってくるんで、是非こういったようなものを分かった話を堂々と普通にしゃべっていただくというのが一番肝腎。

かつ、それに対していろいろな意味での、孔子学院というのをあれだけ伸ばしてきたのも意図的にもう中国はやっておるわけですから、ああいったようなことを、あれほど極端だとは思いませんけれども、日本も予算という面からいきますと、効率的にこういったものの予算を付けるのはもちろんのこと、やっぱりこれを広めるという意思が最も大事かなと思っております。

○中山恭子君

貴重なお話ありがとうございました。

確かに、日本の文化、西欧文化とは違いますけれども、でも、二十一世紀にはこの日本が育んできた文化が世界のいろんなぎすぎすした国際社会の中で非常に重要な役割を担えるのではないかと考えております。日本文化の持つ、共生、調和の力を大切にする文化、自然を大切にする文化、そして相手を尊重し弱い者を大切にする心、そういったものを日本人は何かもう生まれたときから持っているように感じておりまして、日本を理解してもらうということは、ある意味では国の安全にも関わる事柄であろうと思っております。

どうやったらこの日本というものを理解してもらえるんだろうかとずっと考えておりました中で、やはり世界の人々に日本を訪ねてもらって、日本の人々、田舎、どこでも、東京でももちろんいいんですが、地方の日本の人々に直接接してもらう、これが日本を理解するのに最も有効な形ではないかと考えております。

そのために、じゃどうするかということで、二〇二〇年東京オリンピック・パラリンピックの機会を捉えて、日本の、東京だけではなくて各地で文化の交流の場、世界の文化が輝きあふれ交流する、そういった場を日本の各地域でつくっていく。民謡大会でもいいですし、芸能大会でもいいですし、大道芸人の大会でもいいですし、もちろん医療の大会、先端技術の大会、現代アート、現代舞台、伝統舞台、もういろんな種類がある。音楽に至っては、あらゆる楽器の競技会といったもので、そういう事柄を、どこの国でもできるということではありませんが、日本であればあらゆる文化を受け入れる素地が、もう二千年以上も続いておりますから、世界のいろんな文化が日本の中で共演し、競技する、そういう場をつくっていってはいかがかと考えております。

言葉が、まだいい言葉が見付かりませんで、文化オリンピックなどと言っておりますが、文化サミットでも祭りでも、そういった、何というか、祭典を日本の中で催していくということを政府としてもお考えいただきたいと思いますが、これは総理、お願いいたします。

○内閣総理大臣(安倍晋三君)

たくさんの方々が外国から日本を訪問していただき、日本の文化、私たちの生活を知っていただくことは、日本人を理解をしていただく意味においても大変重要だろうと、このように思います。

幸い、昨年一千万人、日本への観光客、突破をしたところでございますが、さらに今年の一月、二月も順調に昨年の一月、二月よりも増えているわけでございまして、そして、そこで二〇二〇年のオリンピック・パラリンピックに向けまして全国で様々な文化イベントを開催したらどうかという御提案でございますが、各地域で長年受け継がれてきた祭りなどの有形無形の文化遺産の活用や、世界との交流を目指した大規模な美術展や舞台芸術の国際イベントの開催など、日本各地の豊かな地域資源、文化資源を積極的に生かして、大会全体の盛り上がりに向けて、さらに全国がそして活力を得られるようなそういう大会を目指していきたいと、このように思っております。

○中山恭子君

この催しは、一回限りのものではなくて今後百年くらい日本の中で続けると、そういったことでお考えいただけたら有り難いと思います。

時間が参りました。ありがとうございました。

○委員長(山崎力君)

以上で中山恭子君の質疑は終了いたしました。(拍手)


 
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